2026年度公立高校入試の分析【理科】

難易度
一部、計算問題や思考力が求められる問題がありますが、全体として易しめのとりかかりやすい問題が多くありました。平均点は、58.3点でした。
構成
昨年と同じ構成で、全体の小問数は32問、配点は第一問が36点、第二問から第五問は各16点でした。完全解答は5問、記述は2問、作図は1問でした。
第一問(小問集合)
物質の姿と状態変化(化学)、音の世界(物理)、刺激と反応(生物)、火をふく大地(地学)からの出題でした。今年も各分野から1つの素材に対して3問ずつ出題されていました。大半が基本的な内容ですので、時間をかけることなく、確実に解答を進めたいところでした。
第二問(物理・運動とエネルギー)
力学台車が衝突したときのエネルギーと仕事に関する問題でした。3は4と5を解答する上でのヒントとなっていました5は、表でものさしの移動距離が「cm」となっていることに注意して計算する必要がありました。
第三問(地学・地球と宇宙)
月の見え方と月食に関する出題でした。基本的な知識を問う問題が多くありました。1 ⑵は、望遠鏡で見ているので、肉眼で見る向きと逆向きになっていることに注意が必要でした。5の記述問題は、「理由」について書きにくかったと思います。正答要件がどのように設定されたかが気になるところです。
第四問(生物・植物の体のはたらき)
植物の種子が行う呼吸に関する出題でした。極端に難しい問題はありませんでしたが、文章量が多く読解に時間がかかったと思われます。また、それぞれの袋や装置の結果を比較することで確かめられることは何かを考えながら思考する必要がありました。3 ⑴の記述問題は、光合成と呼吸の際の気体の出入りに関する基本的な知識をもとに、適切に表現できるかが問われました。
第五問(化学・化学変化)
マグネシウムの酸化に関する出題でした。1~4は基本的な内容で、十分に対策をしていれば容易に解答できたと思います。5の計算問題は、化合物Xの質量はマグネシウムとの比で与えられており、酸化マグネシウムの質量 5gをそのまま用いることができず、思考力と計算力が必要とされる問題でした。

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