リスニングは、あらかじめイラストや選択肢の内容からポイントをしぼる!
長文読解では、指示語や文の区切りに注意して内容を正確に読み取ろう!
英作文を含め、記述式問題への対応がカギになる!
大問は5題、全体で30問程度。第1問はリスニング問題、第2問は適語選択問題、資料読解、並べかえ問題、第3〜4問は長文総合問題、第5問は英作文という構成。
基本〜中難度の問いが多く、細かい知識を問うものや極端な難問が登場することはめったにない。3年間で習う文法項目が題材や設問中にまんべんなく登場するが、設問は1・2年内容を中心に、動詞の用法や疑問詞、名詞などがよく出題される。3年内容は現在完了が何らかの形で毎年出題されることが多く、関係代名詞や間接疑問文の出題も多い。
第2問は英文法の基礎知識をみる問題だが、第3問・第4問では内容理解に重きを置いた出題が中心。適語選択では、空欄を含む文の前後の文脈から判断して選ぶ。英問英答では、疑問詞に着目して、問われている内容を正確に把握すること。時制にも注意。日本語記述では、下線部の具体的内容や理由などを説明させるものが代表的で、重要文法を含むのが基本。英作文では、近年、会話文が出題されており、会話の流れに合う英文を書く必要がある。表現したい内容を英文で表す力も必要となる。
2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 |
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50.4 | 57.1 | 54.7 | 46.1 | 50.9 |
過去5年間の平均点は上の表の通り。
2024年は、第2問などで出題形式に一部変更が見られた。配点は、第4問が29点(23年は26点)、第5問が8点(23年は11点)に変更された。
1・2年内容の出題比率が高いので、3年の学習と並行して、早い時期に文法の基礎固めを行っておきたい。特に動詞の用法は徹底的にマスターすること。一般動詞には、(1)三単現の-s[es]、(2)過去形などの-ed、(3)進行形や動名詞の-ingがつくので、どのような場合にどのような形が用いられるのかを、しっかり理解しよう((1)の付け忘れなどは要注意!)。その他、疑問詞のある疑問文の作り方と、受け答えも繰り返し練習したい。いずれも教科書レベルの基本文を正確にマスターし、問題集などで演習を行うとよい。
まず本文のテーマ・話題を大まかにとらえた上で、話の流れを正確におさえることが大切。it、 that、 soなどの指示語の内容を読み取る練習を、実際にいろいろな英文でやってみよう。また、主語・動詞などの区切れに注意して、1文が長い場合でも正確に読み取れるようにしておこう。速解力も身につけておきたい。
基本表現を場面に応じて使い分けられるように練習しておこう。自由英作文は配点が高いので、十分に対策しておきたい。他府県の入試の過去問にはレベルの高いものも多いので、実力養成には最適。
リスニング問題は、あらかじめイラストや選択肢から問いの内容を推測し、ポイントをしぼって聞き取るようにしよう。